
先週から耳たぶに謎の吹き出物ができてそれがまた点在してめっちゃジュクって痛い!! という状態が続いていたので皮膚科に行ってきました。さすがに皮膚のこういう症状?みたいなのは初めてで、しかもただの吹き出物ではなさそうやん? の感じがヒシヒシと感じられたので……。
いやほんとに、ジュクるし頭とか顔洗ってる時ちょっと指引っかかったら痛いし、何もしてなくても痛くて寝るのにちょっと涙出たりとかしててえ!! 終わりや……皮膚癌とかかもしれん……みたいな謎の落ち込みがありました。
そしていざはじめての皮膚科!
ぶっちゃけ痛みのピークは過ぎていて、でもまだ耳たぶの芯の方?奥の方?がヒリヒリジクジク痛いので迷わず開院すぐ行きました。
症状のヒアリングのあと、奥の方で看護師さんと先生がお話し中。ほかの患者さんもいたのでその順番待ちもあったと思うのですがドキドキしっぱなしでした。そしていざ、この症状──……君の名は!
「ヘルペスですね」
ヘルペス!?!?!?!?!?!?!
って声に出ていました。唇とかにできるやつですよね!? って言ったら「普通はそうなんだけど、すごい珍しいところにでたね〜」と優しく対応してもらいました。
耳たぶにもできるんだッ……ヘルペスッ……!!!
なかなかないらしく(せやろね)、とりあえず内服薬と塗り薬をしっかり処方していただき経過観察となりました。肝心のウイルスはもう過ぎ去ったあとで今は破壊された神経が痛んでる(ヘルペスは神経くんをズタズタにするらしい)状態みたいで、それでずっと痛かったみたいです。
疲労やらで免疫落ちるとできやすいらしく、心療内科じゃないのに「しっかり休んでくださいね」と労ってもらいました……ははは……へへへ………。
まあ実際にここ最近の疲れはなんとなくひどかったですし(夢見が悪かったりしてね)、何より花粉症があるのでいろいろな要因が合わさって耳たぶという不可思議なところでヘルペスは発動したみたいです。置かれた場所で咲きなさいとは言うけどそこでは咲くなよ!
ということで一件落着。しばらくはヘッドホンなどがつけられないのが悩ましいですが、ほとんど屋内なので多少は我慢して行こうと思います。環境音に慣れるのもだいじ。
皆さんもどこでヘルペス発動するかわからないので、今みたいな季節のかわり目やストレス、疲労や栄養状態にはお気をつけください!!
そしてそのついで、現在平和記念公園内で行われている工事を早朝見に行ってきました。折り鶴の子の像の横にクスノキかな?を植えるらしく、その過程で地中に埋もれた旧中島地区の遺構調査が行われているのです。

現場ではあらかた表面を掘り終わったのかな? という感じで、旧中島地区の町割りがしっかり分かる程度には出土していました。基礎の年代を調べるとも言っていたので、たぶんもう少し掘るんじゃないかなと思います。
私が熱心に背伸びして写真を撮っていると、観光客の方も足を止めて工事現場をご覧になられていて、お節介と思いながらいろいろと熱心にお話してしまいました。ここが発掘された戦前の町並み(推定)ということ、その出土された痕跡の整いに驚かれていたので(綺麗ですねと言われたのが、本当に胸が詰まるほど首肯する)ここがかつて商店や家が並んでいた街だったこと、このあたりにはこういう店があったなどなどオタク🤓全開トークをしながら素人案内しました。資料館はまだこれからということだったので、完全に遺構が保存されている被爆遺構展示館をオススメ。
ほんっとうに優しく、時には質問を返してくださったりと快く聞いてくださってありがとうございました。いい旅になっていますように!!
それから、広島城にも行ってきました。行ってきたのですが……その……三の丸にたどり着く前からなんだかいつもより体感往来が多い。しかも観光はもちろん地元民ぽい方も結構いる……!! うん!!!

めっちゃ並んでました!!!!!
学生時代から繁く通いましたが、いつも人の少ない平日午前を選んでいた人間としては初めて見る並びですごくびっくりしました。もしかしたらインバウンドが増えたあたりからこんな感じだったのかもしれませんが……。
さすがにこれは無理だな!! と早々に諦めて、何より私は何の意味はなくともこのお城に散歩に来ていたような人間ですから。その思い出を胸に込めて見送ろうと思いました。いやホントすごい並んでた……。
天守の下ではおそらく懐かしの再会なのであろう人々が握手を交わして互いの息災を確かめていたりして、そういう人もここに来てて……なんというか、いいなぁって思いました。広島城ってこんなに愛されてたんだな〜って胸にグーッときたというか……。
ということで、約2週間前平日午前でもすごい人だったのでこれからワンチャンという人は覚悟して来てねッ!!夜間はライトアップもするみたいですよ!!


ついでに大本営跡や中国軍管区司令部跡も見たりしてきました。ここも広島城の大事なトコロ。


そこから八丁堀まで出て、丸善寄って、そんで帰って、クッタクタになりました今日は!! でもいい疲れだね!!
明日からはしばらく外出ん!!!!






なんと国内ではおよそ35年ぶりのマルケ個展とのこと。そしてフランスではマルケの再研究も進んでいるのだそう。これからもしかしたら色々なところで個展が開かれるかもしれないですね。
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この特別展のおしらせを見るまで、私は「アルベール・マルケ」という人物のことをひとつも知りませんでした。
本当になんでもないとき、銀行にぽっと貼ってあったポスターを見て強烈に惹かれたことを未だに新鮮に思い出します。そうね。肩をやって病院に行ったときだから数日前だからね。
……そんな話は置いておいて!
今回の特別展のカヴァーを飾るのはマルケ1935年の作品「ル・ピラ」。マルケが自身の故郷へのまなざしを改めて受け止め、輝きを取り戻したときの作品だそう。
色彩は豊かで、この海の色はどこか瀬戸内海を思わせるようなあざやかな青緑をしていて、その美しさとどう描いているのだろうという興味が、強烈に私をポスターにくぎ付けにし突発的に美術館に足を向けることになったのでした。
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西洋において「葛飾北斎」は著名であったとされますが、マルケの描画もどこか〈北斎的〉だと評価されているようです。北斎に似ているわけでは決してなく、展示のキャプションの文章を借りるなら「マルケの作品を見ると北斎を思い出し、北斎を見るとマルケを思い出す」。
実際に、遠くがうすく境界線すら淡くとけていくマルケの遠景描画において、特に山の描画が非常に浮世絵的でありふっと頭に浮かぶ瞬間がありました。それだけでなく、マルケのスケッチは大胆で筆などを使ってどこかコミカルに、しかし銅版画では繊細に描かれており、特に筆による豪快な筆致は日本画自体を思い起こさせる親和性を抱えているように感じます。
また、マルケは俯瞰した都市そのものの描画に焦点をあて俯瞰した風景を特に描いていた画家であったようで、それは作品数にもあらわれます。同じポイントから描いた都市の風景というものを、あわく時に緻密に、おそらく彼が納得いくまで描き続けたのであろうその画は、遠くから眺めているとまるでレイヤーの違う都市のすがたを見ているようで非常に楽しい気持ちにもなりました。
そして改めて「納得いくまで同じものを描いていたっていいし、その時納得してもやはり同じモチーフを何度描いたっていい」「好きなものは、いくつ描いたっていい」という勇気ももらいました。
海に惹かれて展覧会に向かった私ですが、特別展を見終わる頃にはすっかり彼のことが大好きになり、図録まで買ってしまった次第です。
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マルケの作品に「バルコニー、または縞模様の日よけ(Le balcon ou Store rayē)」という1945年頃の作品があります。
バルコニーに向かって逆光になった部屋とカンバスがより遠景にある海や風景の光を際立たせ、あまりの眩しさに私は思わずこの絵の前にしばらく立ち止まってしまいました。
決して大きくはない、むしろ小さなこの一枚に〈窓辺〉を感じたのです。マルケは1947年に亡くなりますから、晩年の頃の作品であり、この場所をえがくのもほとんど最後の機会であっただろう一枚だと思うとどこか胸が切なくなるような一枚でした。
それにしても、アルベール・マルケのえがく水辺の素晴らしさといったら、これまで出会ってきた西洋画のなかでどんなものもかきわけて私の一番にやってきてしまいました。海や川の色はもちろん、水面やさざ波までとても美しく、モチーフは海外の窓辺であるのにどこか郷里を思い出させます。
モチーフの選択も秀逸です。マルケは橋のある風景や港湾の風景など、「人の営みとともにある風景」をモチーフとして徹底して描いていたように思います。実際にそういったスタンスでもあったようです。
私が普段何気なく眺めている、人がいて海があって波があってその手前の道路に車が走っていて──そういった風景を思い出させてくれる、その風景がいとおしい営みであることを感じさせてくれる、そういった画がたくさんありました。
マルケは限られた色数、淡い色彩を使用して描いていますが、彼は冬が好きだったらしく、冬の絵が多く見られます。
今私は図録を開いて確認をしながらこのブログをしたためていますが、彼の筆致はやはり撮影ではどうにもできません。彼の時に踊るような、あわいがなくなってしまうような、油彩の盛り上がりと筆の載せ方、色の重ね方。そのどれもを直接見られる機会が近くにあって、本当に良かったと思っています。個人的には、ムンク以来の西洋画への大ヒットです(普段あまり西洋画をみないのです)。
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皆さんも機会があったらぜひ、マルケの作品を観てみてください。彼が都市のすがたをありのまま描いた作品は、きっと私達のやさしくやわらかいところに届くはずです。
そしてまた、こういった特別展が各地に巡回するはずです。もちろん、筆致とかなんとか言いましたが図録だっておすすめです。